読卦

変爻を読む

変爻は、読卦の中で動き出している場所です。本卦の全体像を読んだ上で、6 と 9 の爻辞を見ます。そこに、いま変わろうとしている圧力が現れます。

要点

変爻が意味するもの

変爻は、読卦の中ですでに動き出している圧力点です。本卦がいまの場を示すなら、変爻はその場のどこで時機、ふるまい、過不足、熟し方が問題になっているかを示します。安定した爻は形を支え、変爻はその形がどこから移るかを示します。

四つの爻値

6 · 老陰

変わる陰爻です。切れた爻が開ききり、陽へ移ります。

7 · 少陽

安定した陽爻です。実爻のまま保たれ、変わりません。

8 · 少陰

安定した陰爻です。切れた爻のまま保たれ、変わりません。

9 · 老陽

変わる陽爻です。実爻が極まり、陰へ移ります。

なぜ変爻が大切なのか

本卦は、いま立っている場を示します。変爻は、その場の中で圧力がかかり、すでに移りつつあり、具体的な応じ方を求めている場所です。

変爻は位置を持ちます。初爻なのか、上爻なのか、内側なのか外側なのかによって、同じ変化でも読み方が変わります。

読卦で重みをどう置くか

  1. 変爻なし:本卦を読卦全体として読みます。
  2. 一爻または二爻変:その変爻にもっとも重みを置き、之卦は方向として添えます。
  3. 複数の変爻:場は移行中です。之卦の実用上の重みが増します。
  4. 六爻皆変:形全体が反転します。之卦が強い手がかりになります。

下から上へ読む

一回目に得た爻が一番下で、六回目が一番上です。この順序は、形が生まれ、進み、外へ現れ、終わりに近づく段階を示します。

画面上では見やすさのために上から並ぶ場面がありますが、解釈の流れは下から上へ積み上がります。

変爻で起こりやすい誤り

  • 之卦を読み、之卦を作った変爻を読まない。
  • 爻位の違いを見ず、すべての変爻を同じ重さで読む。
  • 7 と 8 は安定、6 と 9 は変わる、という区別を忘れる。
  • 爻の順序を、下から上へではなく上から下へ理解してしまう。

よくある確認

6、7、8、9 は何を意味しますか。

6 は老陰で陽へ変わります。7 は安定した陽です。8 は安定した陰です。9 は老陽で陰へ変わります。

変爻がない時はどうしますか。

本卦をそのまま読卦全体として読みます。之卦を無理に作る必要はありません。

変爻が多いほど重大ですか。

必ずしも重大とは限りません。ただ、変化している場所が多く、場が移行中であることは多いです。

変爻と之卦はどちらを先に読みますか。

本卦、変爻、之卦の順に読みます。変爻が動きを説明し、之卦がその動きで開く場を示します。