読卦
之卦とは何か
之卦は、変爻が移った後に現れる卦です。単純な未来ではなく、本卦の中で動いている力が開く方向、気配、結果の場として読みます。
要点
之卦をどう理解するか
之卦は、変爻が移った後に現れる卦です。単純に「未来」と言うより、方向、気配、変化後の場、または本卦が開いていく先として読む方が安定します。
本卦と之卦は対立しない
本卦は、いま立っている場の形です。之卦は、変爻が働ききった時に開く形です。
だから之卦は、本卦と別の答えではありません。本卦の中で始まっている動きが、どのような気配や場を作るかを示します。
之卦が見せるもの
方向
変爻の動きが続くと、状況がどちらへ傾くかを示します。
気配
読卦に天候のような色合いを添えます。どんな場へ入ろうとしているかを見ます。
実用上の力点
変爻が多い時ほど、之卦は全体への応じ方を考える手がかりになります。
どれくらい重く読むか
- 一爻変では、変爻そのものを中心に読み、之卦は背景の方向として添えます。
- 数爻が変わる時は、之卦が動き全体のまとめとして役立ちます。
- 多くの爻が変わる時は、場が深く移行しているため、之卦の重みが増します。
- 六爻皆変では、之卦が実際の応じ方をもっともはっきり示すことがあります。
之卦ではないもの
- 別に立てた第二の読卦ではありません。
- 必ず起こる出来事の予告ではありません。
- 本卦や変爻を消してしまうものではありません。
- 方向、気配、展開として読む時にもっとも役立ちます。
之卦で起こりやすい誤り
- 本卦を飛ばして、之卦だけを本当の答えにする。
- 之卦を確定した出来事として読む。
- 変爻の数を見ず、之卦の重みをいつも同じにする。
- 二つの卦をつなぐ橋が変爻であることを忘れる。
よくある確認
之卦は未来ですか。
次の状態に似ることはありますが、方向、気配、変化後の場として読む方が扱いやすくなります。
変爻が一つだけの時はどう読みますか。
その変爻がもっとも鋭い手がかりです。之卦は主役にせず、背景の方向として添えます。
変爻が多い時はどうしますか。
場が移行中なので、之卦の重みが増します。ただし、変爻を読まずに之卦だけへ飛ばないようにします。
之卦を読まないことはありますか。
変爻がない時は読みません。変爻がある時は、変爻を中心にしながら之卦も確認します。