立卦

筮竹の方法

筮竹法は、コインよりも遅く、重みのある立卦方法です。得られる爻値は同じ 6、7、8、9 ですが、出方の偏りが異なります。

要点

筮竹がコインと違うところ

筮竹の方法でも、得られる爻値は 6、7、8、9 です。ただし確率が同じではありません。老陰は少なく、老陽は老陰より出やすく、少陰が多くなります。そのため、筮竹式の読卦にはコイン法と違う調子があります。

一爻が決まるまで

五十策から始める

一本を外し、実際に扱う数は四十九になります。

三回の分合

三回に分けて数を減らし、残った数を 4 で割って 6、7、8、9 のどれかにします。

1回目:92回目:83回目:8
49 - 9 - 8 - 8 = 残り 24
24 ÷ 4 = 6

6 · 老陰

まれな変わる陰爻です。切れた爻がすでに陽へ向かっています。

読卦での意味

変わる陰爻です。筮竹式では、もっとも出にくい結果です。

1回目:92回目:83回目:4
49 - 9 - 8 - 4 = 残り 28
28 ÷ 4 = 7

7 · 少陽

安定した実爻です。7 になる分合の組み合わせは複数あります。

読卦での意味

安定した陽爻です。筮竹式では、少陰よりは少なく出ます。

1回目:92回目:43回目:4
49 - 9 - 4 - 4 = 残り 32
32 ÷ 4 = 8

8 · 少陰

もっとも出やすい筮竹結果です。安定した陰爻です。

読卦での意味

安定した陰爻です。筮竹式では、もっとも多く現れます。

1回目:52回目:43回目:4
49 - 5 - 4 - 4 = 残り 36
36 ÷ 4 = 9

9 · 老陽

変わる陽爻です。実爻がすでに陰へ向かっています。

読卦での意味

変わる陽爻です。老陰よりは出やすい結果です。

確率がなぜ大切か

コイン法では老陰と老陽が同じ重さで出ます。筮竹法では同じではありません。そのため、何度も読卦を続けると、変爻の現れ方や安定した陰爻の多さが違う調子を作ります。

コイン

速く、簡単で、老陰と老陽が同じ確率です。日常の読卦に向きます。

筮竹

遅く、偏りがあり、少陰が多くなりやすい方法です。ゆっくり向き合いたい時に向きます。

伝統的な流れを簡単に見る

  1. 五十策から始める。一本を外し、残りを分け、数え、まとめます。
  2. 三回減らす。一つの爻値を得るまで、三回の分合を行います。
  3. 爻値を出す。最後の残りから 6、7、8、9 が決まります。
  4. 六回繰り返す。卦はコイン法と同じく、下から上へ作ります。

このサイトは、五十本の手の動きを画面上で完全に再現するものではありません。筮竹式の確率構造を保ち、出てくる爻値の配分が方法に沿うようにしています。

筮竹を選びたい時

  • 立卦そのものをゆっくりした省察にしたい時。
  • 速さより、伝統的な確率の違いを大切にしたい時。
  • 数を得るだけでなく、問いに留まる時間を作りたい時。

筮竹で起こりやすい誤り

  • 筮竹とコインが同じ確率だと思う。
  • 筮竹の方が必ず深い、と決めつける。
  • 筮竹式と呼びながら、伝統的な確率を保っていない方法を使う。
  • ゆっくり読むためではなく、格式のためだけに選ぶ。

よくある確認

筮竹法はコイン法より古いですか。

一般には、筮竹法の方が古くから伝わる方法とされます。コイン法は、速く学びやすいため広まりました。

本物の筮竹が必要ですか。

必要ではありません。本物には手触りと間がありますが、画面上でも確率構造を保てば筮竹式として使えます。

筮竹では変爻が少なくなりますか。

単純に少ないと言い切るより、分布が変わると考える方が正確です。老陰は少なく、少陰は多くなりやすいです。

筮竹の方が正確ですか。

そう決める必要はありません。違うのは速度と確率の構造です。丁寧なコイン読卦も深く、急いだ筮竹読卦は浅くなります。